ライフセービングのニュージェネレーション

先の「種目別大会」で勝俣閑(西浜)がボードレースで1位になった。

学生時代(日体大)からボードレスキューなどオーシャン(海)競技で優勝経験者ながら卒業後は大会では2位が続いていた。

「ようやく1位になりました、厳しいトレーニングの成果ですね」(勝俣)

今は西浜で入谷コーチの元日々練習を積んでいる。

元はバスケット出身(大学は推薦を蹴ってLSを選択)168cmの長身はリーチもありこれから楽しみな23歳。

その他学生選手権サーフレース2連覇中の植松知奈津(順天堂大)もオーシャンウーマンで2位に入るなど新しいエネルギーは着々と結果を残してきた。

 

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ライフセーバーというアスリート

ライフセーバー(LS)のDJをして15年目になる。
あれから彼ら、彼女らの印象は何ら変わらぬ清清しい。
 
競技はレスキュー技術の向上の目的で主に7月のオンシーズン前後に行われ室内はプールを使っての競技、その他は海岸で行われる。
泳ぎが得意ならオーシャン、陸上が得意ならビーチ競技ともともと何らかの競技を経験しているLSは各種目を選んでいく。
しかしそればかりではレスキュー技術は向上しない。
だからLSはあえて自分の不得意な分野にも挑戦する。
例え得意な分野で1位になっても人を救えなければ意味がない、という意識だからだ。
競技の根底がそうした理念なので表彰もメダルこそあれ賞金は一切ない。
各種目を制した達成感は表彰台にあがった一瞬でありそのメダルの持つ意味は今年の夏のガード(LSの仕事全般)でレスキューに対する大きな自信という証のメダルなのだ。
それを見て他のLSも「もっと早くなって一人前のLSになりたい」という思いに駆られ練習を始めていく、、。
その夏のガードも毎年同じ表情を海、あるいはプールは見せてくれない。
自然と生身の人間相手が相手だからだ。落し物、迷子の案内から切傷、酔っ払いの介抱に至るまでLSの仕事は大変だ。
そしていざ溺者がいたら心肺蘇生を施し沖合いで事件が発生なら間髪入れずに大海原へと飛び込んでいく。
LSは時給制でいわゆるバイトと扱いは何ら変わらない。
人の命に携わる仕事ながら待遇は至って普通なのだ。
 
僕はこれまで多くのコマーシャル(商業スポーツ)なスポーツに携わってきているが、競技の結果がこうした意味を持っているスポーツを他に知らない。
アスリートを支える意識の支柱が”命”ということも他に知らない。
こうして書いていて、だからLSを特別に見てくれなんて気はさらさらない。
ただ知って欲しい、大会を見に来て欲しい。
一番人が多いオンシーズンに陰になり光を放ちオフシーズンにようやく”個”としてチームとしてステージに立てるLSのパフォーマンスを。
先日伊豆下田で「種目別選手権が」行われた。ビーチフラッグス女子では世界チャンピオンの遊佐雅美(西浜)が、男子では5年ぶりに本田辰也(東京消防庁)が1位に輝いた。
遊佐は「私の活躍で一人でも多くの人にLSの存在を広めたい」と言い、本田は「消防庁の隊員が大会に参加することで社会人になってもLSの活動の場所を増やしたい」と言う。
 
まもなく7月。LSたちは多くの経験と自信を持って今年も全国それぞれのビーチに向かう。
ありがとう、俺も日々見失いがちな自分をしっかりさせる。そして他人を思いやることも、、、。

PROFILE

名前:山本 ゆうじ
所属:SPORTS DJ
誕生日:1960年3月8日
血液型:O型
出身地:東京都
経歴:『劇団ひまわり』退団後、コピーライターを経て、DJの世界へ。DJキャリア20年

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